仕事の現場から

近況報告

暑い炎天下の中、CM撮影。
しかも設定はマイホームの庭でバーベキューを楽しむというもの。
皆さま汗だくの中、
熱中症対策、コロナ対策を万全に行う中で
いい映像が撮影できました!

世間的には4連休であり、待ちに待った?オリンピックの開幕なのでしょうが、
個人的には、それもどこ吹く風。
7月に撮影した各作品の編集作業を行う毎日です。
大勢のスタッフが集う撮影と違い、(オフライン)編集作業は個人での作業です。
相談するスタッフもいないので、己の感性のみを頼りに仕事を進めます。
とは言え、撮影前に緻密に打ち合わせをして撮影に臨んでいるので、
この段階で頭を抱え込まなきゃならない問題は、一部を除いてそうありません。

ただ、その一部というのが意外と大問題だったりする場合もあります。
それは、映像を支給いただく場合です。

・カメラがブレブレだった。
・ズームのインアウトを多用して使いどころがない。
・シャッタースピードが合っていない。
・アイリスがぶっとんでいる。
・ホワイトバランスが合っていない。
・そもそもろくに撮れていない。

等々、こういった場合はホント悩みます(笑)
ただ・・・悩むのですが。
これを逆手に取って、とあるアイデアが生まれたとき。
そして、そのアイデアをクライアントに賛同いただいたとき。
こういった瞬間に、この仕事の楽しさとかやりがいというものが
宿っているのでは?とつくづく思います。

※ちなみにこの日の撮影は、編集もとてもスムーズに行えました!

お知らせ

神宮特別参拝

会社の設立以来、毎月欠かさずに行っていた
伊勢神宮での神宮特別参拝。

コロナ禍で一年間以上にわたり自粛していたのですが、
先日、久しぶりに参拝してきました。
下宮から内宮、そして別宮にも、半日かけて回る。

特別参拝なので、服装も慣れない正装でのぞむ。
この時期は汗だくになります(笑)

ただ、参拝を終えると頭の中は、ホントにスッキリします。
身も心も洗われるとは、まさしくこういうことを言うのでしょう。

ともあれ、暫し言えなかった日頃の感謝の気持ちをお伝えし、
荒祭宮と多賀宮で、少しばかりの祈願をする。

こうして毎日の仕事に対しても
謙虚かつ新鮮な気持ちで取り組むことができます。

よもやま話

大事なのは答えへの導き方

映像制作において、完成した作品とは一つの答えです。
そして、その答えが正解なのか否か?が、すぐには分からないところにこの仕事の難しさがあります。
ただ「何が間違いなのか?」は、経験値から何となく分かるときがあります。
言い換えるならば、間違いを回避することが、正解へ導く唯一の鍵だと言えます。

何をしたらいけなくて、何をしたら最適なのか?
ここに時間と労力をかけることが必須なのです。

逆算思考に基づき、(ゴールという)正解の答えをイメージし、そこから逆算してプロセスを考える。
つまり映像制作において大事なのは、正解だと思われる答えに導くための方式を作り上げ、
それをクライアントに理解していただき、その上でその答えを解いてみせるということです。

ここでいう方式とは、企画立案とコンセプトの構築です。
残念なことに、昨今、これを疎かにしている映像が多いことに気づかされます。

派手な映像エフェクトなど、小手先の手法にばかり目を捕われ、
本当に伝えたいであろう主旨は、全く定まっていない映像作品がとても多いように思うのです。

この類の作品を見極める方法は至って簡単で、該当する企業や商品の固有名詞を変えれば、
どんな作品にでも豹変してしまうということです。
低コストという呪縛から効率化ばかりを重んじて、同じテンプレートで作られているのだから、
とどのつまり作品が同じ顔をしていて当たり前です。

こういった映像手法が”間違った答え” を導くのだと言いたい訳ではありません。
(※事実、こういう映像で事足りる場合も往々にしてあります。)

しかし、企画構築が蔑ろの上に出来上がった作品は、
すぐに風に流されて、後には何も残らないと言えるのではないでしょうか?
それは、とても勿体ないことです。

映像制作は、家を建てるのと少し似ていて、
土台や骨格がしっかり形成された基盤の上に
整合性のとれたデザインが成されるから、
価値のある家ができるのです。

映像制作においても、本当に価値ある作品を作るには、
企画構築という確固たる土台と骨格を形成する必要があるのです。

洗練されたデザイン。でも住んでみたら欠陥住宅でした…。
ではシャレになりません。

クライアントと膝を合わせ、
枠に囚われない自由な発想でオンリーワンの企画構築を行い、納得のいく答えを出す!
これこそが、クロスロードが得意とする映像制作の方法です。

お知らせ

会社設立の日 ~6期目に向けて~

2016年5月10日に株式会社クロスロードを成立して5年、
本日で無事6期目を迎えることができました。

これもひとえに皆さま方の多大なるご支援・ご協力の賜物です。
心より感謝とお礼を申し上げます。

5年は通過点に過ぎませんが、こうして仕事を継続して来れたのは、
数ある映像制作会社の中からクロスロードを選んでくれたクライアントのおかげであり、
共に事業に携わってくれた協力会社やクリエイターのおかげであります。
そのことを当たり前のことと決して思わず、
これからもひたむきに努力を惜しまず、一つひとつの出会いに感謝し、
眼前の仕事に邁進していく所存でございます。

今後とも、株式会社クロスロードをよろしくお願い申し上げます。

よもやま話

DVD

DVDが世に出たての頃は、その画質の良さに感嘆したものです。

何せ比較対照がVHSもしくはLDだったわけですから。

ところが今や、

DVDで納品するときには、予め予防線を張ってしまうときがあります。

「DVD画質ですからね!」

勿論「きれいですよ。」という意味ではなく、その逆を指してのことである。

お客様は撮影から編集作業の過程において、とてもクリアな画質で作品を観ているので、

最後に納品されたDVDの映像を観た時のショックは、大凡予測はできたりします。

最近では、6K(横約6000ピクセル×縦3000ピクセル:約1900万画素数)で撮影して、

DVD(720ピクセル×480ピクセル:約35万画素数)にするケースも多くなりました。

当然のごとく画質劣化は避けられないし、DVDに分が悪いのは否めない。

じゃあブルーレイで納品!ってことになるのだけど、

いまいちパソコンでのブルーレイ環境の普及率が高くないのか?需要が少ないのが現状です。

※ちなみに小生、4Kウルトラブルーレイで映画を観る機会が多くなったからか、

ブルーレイの映像ですら粗く感じることがあります。(ホント慣れってこわいですね…。)

最近では、高解像度のデータ納品が主流の中、(形式上)モノとしての納品物が必要なので、

「汚くてもいいのでとりあえずDVDもください」というケースも…。

散々な扱いのDVDである、

とは言え、汎用性の高いとDVDとは今後もうまいこと付き合っていかなくてはならなくて、

映像劣化が少ないDVDをつくるにはどうしたらいいか?と、かなり試行錯誤した過去があります。

そうして編み出したDVDの作り方がありまして、

よく「DVDの映像にしては割とマシだね!」という

誉め言葉なのか?貶されているのか?よく分からない言葉を承ります(笑)

前置きがだいぶ長くなりました。

という訳で、本日めでたく完成した作品をDVDで納品させていただきました。

まあ、割とマシなDVDというやつです。(笑) ※勿論データ納品もしました~。

3月は納品ラッシュでしたが、スケジュール管理がパズルのピースようにはまり、

全ての映像作品を無事納めることができました。

また機会がありましたら、ここで紹介させていただきます。
 

 

 

 

 

よもやま話

カットシート

コンテと言っても種類があって、まず最初に作るのは企画コンテ。
けっこういい加減というか、伝える箇所を誇張して描くことが多い。
あまりにいい加減に考えて、予算とか撮影方法とか深く考えず、
数合わせ的に作った企画コンテに決まってしまったとき、青ざめるなんてことは往々にしてある。

決定した企画コンテをベースに
具体的に演出意図や秒数を記したものが演出コンテ。

手前味噌ながら、絵を描くのが得意なので、
演出コンテを描く際は気合が入る。
とは言え、とても大変な作業である。

絵というものは、単に書き込めばいいというものでもないし、
いかに端的に演出の意図を伝えるかが大事だからだ。
そして、予算や撮影時間という現実的なものと向き合って描かなければならないので、
とてもとても神経を使う作業である。
そして、この演出コンテで作品の良し悪しはおおよそ決まる。

大概はこの演出コンテを持ってMAに臨むことが多いのだけど、
言語の異なるバージョンを作るとき、
或いは長編のPVとか、タイプ数の多い映像コンテンツを作るとき、
はたまた広告代理店のクリエイティブのパフォーマンスの一環で、
MA用にカットシートというものを作る。

すでに出来上がっている映像を1コマ1コマ静止画にして書き出して、
絵コンテに貼りつける。ト書きなどは削除して、
ナレーションやBGMの指示など、
音に関する項目に紙面をさくのがカットシートの特徴である。

確かにカットシートがあるとMA時はとても便利である。
ただカットシートを作るのは地味にとても大変でもある。

すごく忙しいとき、カットシートを作るのやめようかな?って思うときも正直ある。
別になくてもMAは進行できるさ!と、悪魔が耳元囁くことがある。

ただ、どれだけ忙しくてもやはり手は抜けない。
いや、忙しいときこそ手は抜けない。

ということで30Pに及ぶ完璧のカットシートを
作りました!という自慢話でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

仕事の現場から

怒涛の1週間

怒涛の1週間が過ぎました。

撮影して、船に乗って、

撮影して、旅館で映像編集して、移動して、

撮影して、ホテルで絵コンテ作って、また船にのって、

撮影して、ホテルで編集して、移動して、

撮影して、ホテルで台本作って、移動して、

また撮影して…。

学校に行って、島に渡って、湖に行って、最後は山に登って、スキーで締めくくる。

とにかく天気がもってよかったです。誰もケガすることなく1週間を終えてよかったです。

撮影が連日続いたりするときこそ、安全面にしっかり留意し、撮影に臨まなければなりません。

そして、いろんな人々とのご協力があって、撮影が行えたことに

改めて感謝したいと思います!


 

 

 

 

 

 

仕事の現場から

神頼み

通常、オープンで撮影する場合、

(当然雨天ではいい絵も撮れないので)

予備日を設けて臨むのが常です。

ただ中には、様々な諸事情から予備日を設けることができない場合もあります。

そんな時は昔ながらの神頼みってやつです。

この日の滋賀県は降水確率70%でした。

撮影の当日朝まで、ヤフーの天気予報をひたすら

見て過ごしたのは言うまでもありません。

とは言え、まあ何とかなったりするもんです。

いい天気でした!しかも風も吹かず、

穏やかな琵琶湖の湖畔で良い撮影ができました。

しかし、一難去ってまた一難。

来週も天候が危うい日に、

どうにも後にずらせない一日中オープンの撮影があります。

今度は、降水確率80%です。

(だいぶ降水確率が下がりました)

天気が何とか持ちこたえてほしいです。
 

 

 

 

 

 

 


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