DVD
DVDが世に出たての頃は、その画質の良さに感嘆したものです。
何せ比較対照がVHSもしくはLDだったわけですから。
ところが今や、
DVDで納品するときには、予め予防線を張ってしまうときがあります。
「DVD画質ですからね!」
勿論「きれいですよ。」という意味ではなく、その逆を指してのことである。
お客様は撮影から編集作業の過程において、とてもクリアな画質で作品を観ているので、
最後に納品されたDVDの映像を観た時のショックは、大凡予測はできたりします。
最近では、6K(横約6000ピクセル×縦3000ピクセル:約1900万画素数)で撮影して、
DVD(720ピクセル×480ピクセル:約35万画素数)にするケースも多くなりました。
当然のごとく画質劣化は避けられないし、DVDに分が悪いのは否めない。
じゃあブルーレイで納品!ってことになるのだけど、
いまいちパソコンでのブルーレイ環境の普及率が高くないのか?需要が少ないのが現状です。
※ちなみに小生、4Kウルトラブルーレイで映画を観る機会が多くなったからか、
ブルーレイの映像ですら粗く感じることがあります。(ホント慣れってこわいですね…。)
最近では、高解像度のデータ納品が主流の中、(形式上)モノとしての納品物が必要なので、
「汚くてもいいのでとりあえずDVDもください」というケースも…。
散々な扱いのDVDである、
とは言え、汎用性の高いとDVDとは今後もうまいこと付き合っていかなくてはならなくて、
映像劣化が少ないDVDをつくるにはどうしたらいいか?と、かなり試行錯誤した過去があります。
そうして編み出したDVDの作り方がありまして、
よく「DVDの映像にしては割とマシだね!」という
誉め言葉なのか?貶されているのか?よく分からない言葉を承ります(笑)
前置きがだいぶ長くなりました。
という訳で、本日めでたく完成した作品をDVDで納品させていただきました。
まあ、割とマシなDVDというやつです。(笑) ※勿論データ納品もしました~。
3月は納品ラッシュでしたが、スケジュール管理がパズルのピースようにはまり、
全ての映像作品を無事納めることができました。
また機会がありましたら、ここで紹介させていただきます。