よもやま話

AIを用いる基準

AIを使えば、そりゃ便利です。

大げさでもなく、
今まで3日かかっていたものが半日で、
半日かかっていたものが数秒でできたりします。
最初は、その技術の進歩に素直に驚きました。
一通り学んでみて、取入れれるものは取入れてみて、
思ったことを述べようと思います。

AIってね、楽しくないんですよね。
便利なのはいいんだけど、まったく楽しくない。
「楽しいか否かなんて関係ないでしょう、仕事って」
ってお声が聞こえてきそうですが、
長く仕事を続けるには、「楽しい」って重要な要素なんです。

少なくとも私が、今日まで映像の仕事を続けてこれたのは、
楽しいという気持ちを持ち続けてこれたからです。
仕事に対して、新鮮な気持ちで向き合ってこれたは、
そのつど、仕事を楽しんでいるからだと思うのです。

もちろんAI活用を楽しんでいる人たちを否定するつもりは
毛頭ありません。人それぞれだと思います。
ただ仕事というのは、その過程が大事であり、
その過程を楽しめるかどうかと問われた場合、
少なくとも私は楽しむことができないというだけの話です。

例えば、ジョセフ・ファヴレが
料理をする過程をAIに委ねるのでしょうか?

或いは、アントニ・ガウディが
建物の設計をAIに委ねるのでしょうか?

或いは、ポール・マッカートニーが
作曲をAIに委ねるのでしょうか?

最初は、物珍しさに手にふれるかもしれないけど、
結局のところ、
自分の仕事において「一番面白いところ=個性を発揮できるところ」を
AIにくれてやるわけがないでしょう。

「楽しい」と「めんどくさい」は表裏一体。
それをどう捉えるかで
AIを活用するか否かもかわってくるのでしょう。

クロスロードでも、仕事の量を鑑みて
AIに頼っているとこは少なからずあります。
ただ、AIを大々的に取り入れていると謡う同業者をみると
少し首を傾げたくもなります。

「楽したい」あまり、「楽しい」を放棄していないかと・・・

よもやま話

26年前、そして26年後も。

ローランドエメリッヒ版「GODZILLA」がアメリカで公開された頃、
アジアを中心に、第二期?いや何期か定かではありませんが、
自分でカスタマイズできるのが特徴とされる「ハイパーヨーヨーブーム」が到来していました。
そのブームの火付け役となったのは、ハワイのアラモアナショッピングセンター内にある
ハイ・パフォーマンス・カイト(競技用凧ショップ)というお店のオーナーでした。
そのお店の凧のチームがいつしかヨーヨーチームに変貌し、
アクロバティックかつトリッキーな大技でハイパーヨーヨーブームを牽引していったのです。

当時の私と言えば、幼少期にスプライトのヨーヨーで遊んだ記憶がかすかにある程度で、
なぜ、ハワイくんだりまでヨーヨーの撮影に行かなければいけないんだって捻くれた思いだったのを記憶しています。
話が前後してしまいましたが察しの通り、
ブームに乗り遅れることなかれと、ヨーヨーのPV制作の依頼を受けてハワイロケを行ったのです。
ハイ・パフォーマンス・カイトのチームに出演許諾を頂いたのは言うまでもありません。

補足すると、
撮影したものは編集して、最終的にはVHSに落とし込み、
子供むけ漫画本の付録にするという、当時ではとても画期的な取り組みでした。

もう、今から26年前の話になります。

私にとってその仕事は初の海外ロケであると共に、初のハワイ体験でもありました。
撮影コーディネーターとの事前の打ち合わせは、全てFAXでしたし、
携帯電話などまだ一般的には普及していなかった時代です。
電話で話そうものなら交換手を介しなければなりませんでした。
とにかく事前準備がとても大変だったのを記憶しております。

アラモアナホテルに泊まり、
連日のようにアラモアナショッピングセンターやアラモアナビーチ、
ワイキキビーチ、ドールプランテーションなどで
ハイ・パフォーマンス・カイトのチームを撮影しました。
撮影は大変だったけど、とても楽しい思い出として今に残っております。

そして、撮影の打ち上げでスタッフ皆で食事をしたのが
「ザ・チャート・ハウス」という老舗のレストランです。
ワイキキとアラモアナの丁度、間ぐらいに位置しており、
サンセットタイムには美しい夕空とヨットハーバーを望みながら
美味しいステーキやシーフードを楽しめるお店です。
正直、ロブスターを食べたことと自分の顔のサイズ程のパンケーキを食べたこと
ぐらいしか記憶にないのですが、
それでもこの店のクラシカルなハワイの雰囲気がたまらなく心地よく、
結果、私はハワイの虜になり、今に至ります。

そして、時は流れて26年。

いまでは、「GODZILLA」と言えば「ゴジラ-1.0」であり、
ローランドエメリッヒ版のそれなんて黒歴史です。
まあ、そんなことはどうでもいいのですが、
行ってきました。26年ぶりに「ザ・チャート・ハウス」に!!
サンセットの眺望を前に味わう美味しい料理!

懐かしくもあり、新鮮という感覚。
流行り廃りとは無縁の空間。

息を吸って吐くかのごとく、
古い価値観を捨て、新しい価値観を取り入れる。
しかし本質だけはブレずに残しておく。
それを忘れず、タフに生きていれば、

きっと、26年後に訪れても同じことを思うんでしょう。

追記。
50年以上の歴史を誇るこのお店もこの春から改装工事に入るとのことで、
その趣を残している前に訪れることができて良かったです。

お知らせ

新年のご挨拶

本年もよろしくお願いいたします。

元日に発生しました能登半島地震により亡くなられた方々に
謹んでお悔やみを申し上げますとともに、
被災された多くの皆様に心よりお見舞いを申し上げます。
そして、一日も早い復旧・復興を心よりお祈り申し上げます。

一日一日を有意義に。
一人ひとりの出会いを大切に。
当たり前のことではありますが、
何気ない日常を過ごせていることに感謝をして、
今年も邁進していく心づもりでございます。

本年もクロスロードをよろしくお願いいたします。

2023年1月9日(火) 代表取締役 柴田 実

仕事の現場から

年末に向けて

クリスマスを過ぎてから年末最終稼働日までのこの時期が
一年で一番あくせくする時といっても過言ではありません。

当然、現在制作している案件が全て
年内に納品できるわけでもないのですが、
それでも企画書、絵コンテ、映像など、
全てアウトプットして新年を迎えたいからであります。

一応年内の撮影は昨日終わり、
年内に納品すべきものは全て納品できましたので、
少しだけ胸をなでおろしています。

ただ、ここから年末までのポストプロダクション作業をはじめ、
たまった?企画案件を如何にこなすかが、
2024年の幸先よいスタートダッシュにつながります。
まだまだ気を緩めずに邁進しようと思います。

仕事の現場から

金沢の街の情景から

梅雨の真っ只中ではありますが、
今日は金沢市で撮影です。
天気にも恵まれ、絶好の撮影日和であります。
ホント梅雨の合間の晴れ日に
予め狙ったかのように撮影日をあてられているので
とても気分がいいです~。

写真はひがし茶屋街です。
天気が良かったので、ひがし茶屋街には沢山の観光客が訪れていたのですが、
フォトショップで処理させていただきました。
※別に他意はございませんのであしからず。
※ちなみに天気は加工おりません。

お知らせ

8期目に向けて

GWですが休み返上で仕事です。
(まあ元々休むつもりもないのですが…)

会社はおかげさまで5月1日をもって8期目に突入しました。
これもひとえに日頃から支えていただいているクライアントさま、
映像制作に協力をいただいている周りのスタッフの方々のおかげです。

一つひとつに仕事に真摯に向き合い、
一つひとつの出会いに感謝をしながら、
また1年、精進していきたいと思います。

2023年5月1日 柴田

お知らせ

新年のご挨拶

新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

昨年は多種多様な映像コンテンツの制作に携わりまして、
とても充実した一年でありました。

とは言え、世界経済に基づく日本の状況は憂いべきものであり、
先行きが不透明な時代に突入したのだと実感しています。

こうした状況下でも仕事の本質を見失うことなく、
「誰かに必要とされる人であり、会社でありたい。」
と節に思います。

そして、一歩一歩力強く、前進していく所存です。

今年も、クロスロードをよろしくお願いいたします。

2023年1月4日(水) 代表取締役 柴田 実


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